《症状》

ここでは妊娠により、体内の鉄が不足して起こる貧血をさします。主に妊娠中期、妊娠後期に動悸、息切れ、めまい、頭痛、疲れやすい、顔色が悪い等の症状がでます。ただし、貧血と診断されてもほとんど何の症状もでない人もいるそうです

《原因》

その多くは、鉄分不足が原因です。妊娠中は体内の血液量が増えるため(150%くらい増加)、それと同じだけ、血中の酸素を運ぶヘモグロビンが必要になります。このヘモグロビンを製造するのに必要なのが鉄分であるため、鉄分不足を起こし、貧血になります。また、胎児や胎盤にも鉄分が必要なため、その分ママの鉄分がもっていかれるためでもあります。 鉄分不足の他、葉酸やビタミンB12不足により血液がうまく作られず、貧血になることもあるそうです

《対策》

●まだ貧血の症状がでていない場合: 鉄分の多い食べ物をできるだけ接種しましょう。ただし、食品に含まれる鉄分は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」という二つの種類があり、ヘム鉄は吸収されやすい鉄分、非ヘム鉄は吸収されにくい鉄分だそうです。ですので、できるだけヘム鉄の食べ物を摂取し、非ヘム鉄を摂取する場合はビタミンC(鉄分の吸収を助ける。赤、青、黄ピーマン等)と一緒に摂取すると良いそうです。また、鉄分の吸収を妨げるカルシウムの多い食品(牛乳、ヨーグルト等)、またお茶やコーヒーと一緒に食事をとらないようにして下さい

*鉄分の多い食べ物の表

(注)ただし、鉄分豊富な(ヘム鉄)レバーは妊娠中の大量摂取は避けましょう。レバーは胎児に悪影響を与えかねない程のビタミンAも含まれているからです

1回使用量あたりの鉄分の含有量

●すでに貧血だと感じた場合: すぐにお医者さんに相談し、鉄分のサプリメントをもらいましょう。症状によって飲む量が変わるそうなので、ご自分で判断せず、必ずお医者さんに処方してもらってください。因みに、鉄分のサプリメントは便秘や胸焼け等の副作用があります

《関連する疑問》

Q: 赤ちゃんに影響はありますか?

A: 影響する場合があります。深刻な場合、未熟児や低体重児出産等に繋がることもあるそうなので、貧血の症状を感じたら必ずお医者さんに相談しましょう

Q: 貧血になりやすいケースはありますか?

A: つわりのあった期間中にまともに食事のとれなかった人はその分鉄分不足になっている可能性があります。また、元々月経が重い人や多胎妊娠の場合、前回の妊娠と今回の妊娠であまり期間が離れていない人もなりやすいそうです

《注意すべき症状》

貧血はママだけでなくお腹の赤ちゃんにも影響を与える可能性がありますので、貧血の症状がでたら必ずお医者さんに相談しましょう

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《参考/Reference》

http://www.babycenter.com/0_iron-deficiency-anemia-in-pregnancy_3073.bc?page=1

http://www.webmd.com/baby/guide/anemia-in-pregnancy

http://www.hematology.org/Patients/Anemia/Pregnancy.aspx

http://www.byouin.metro.tokyo.jp/eiyou/hinketsu.html