morning sickness

《つわりの症状》

妊婦さんの約5割~8割が経験すると言われている「つわり」は妊娠中に起こる吐き気、嘔吐、食欲不振,食嗜変化の事を言います。

一般的に妊娠4週目からつわりの症状が出始め、16週目には症状が治まると言われています。以下の調査では約6割の方が妊娠4~5週目からつわりが始まったと感じており、約7割の方が16~17週目にはつわりが終わったと感じています。また、約1.5割の方が、妊娠中ずっとつわりが続いたと言っています。 ピークは7週~10週くらいと言われています。

*つわりの始まった時期のアンケート (つわりで悩んでいる人のためのサイトより。1999年。10919人の方のアンケート結果)

《原因》

つわりが起こるはっきりとした原因は、実はまだ明らかになっていません。 しかし、可能性として考えられてるいくつかの説がいくつかあり、それらが同時に起きることによって症状が現れるのではと考えられています

ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCD)というホルモンが、嘔吐中枢を刺激しているという説。 つわりが始まるのとちょうど同じ頃、このホルモンも急激に上昇するため、また双子や三つ子を持つ妊婦さんの方がこのホルモンも多く分泌されるのと同時に、つわりにもなりやすいため、hCDの影響が一番関係しているのではないかと言われています

●エストロゲンや甲状腺ホルモン、その他いくつかのホルモンの作用

●精神的/社会的なストレス。また夫婦の性交がうまくいっていない妊婦さんは妊娠悪阻になりやすいそうです

●匂いに敏感になるため

《対処法》

残念ながら、つわりをなくすことはできません。ですので、いろんな対処法を試してみても、「気持ち悪さ」を完全に排除することはできません。 ただし、自分なりにつわりを軽減させる、もしくは悪化させずになんとかしのぐ方法はあります。これも、どれが効果があるのかは人によってまったく異なるため、「これが必ず効く」というものはありません。(そもそもつわりの症状やつわりによって苦手になるものが、みなさんそれぞれ全然違いますもんね。)日本では雑誌やネットを通して先輩ママたちのつわりに対するアドバイスは結構入手できると思うので、 ここでは、アメリカの医学界で推奨されている「つわり軽減法」を参考としてご紹介します。まずはご自分に効くかどうか、ぜひ試してみて下さい!

●大きな食事を一度にするのではなく、小さなポーションをちょこちょこ食べる。 食べづわりの人は特にそうですが、空腹になるとつわりが悪化することが多いそうです

●炭水化物(ライ麦クラッカー、ママレード、ういろう、水ようかん等)やプロテイン(しらす干し、いわし等)の多いものを少しづつ食べ、空腹になるのを防ぐ。また、脂質が高いものやギトギトしたもの、辛いものやお腹の負担になる食べ物は避ける

●冷たい飲み物を少しずつ摂取する。(水、生姜の入った飲み物、ソーダやスポーツドリンク) 水分もダメな方は氷にして食べる

●生姜を摂取する(ホームメイドジンジャーエール、生姜キャンディー、生姜とはちみつとレモンをお湯で割ったものなど)

●気分を悪くさせる匂いを極力避ける

●ビタミンB6のビタミン剤、もしくはビタミンB6の含まれた食品を食べる(にんにく、酒粕等)。ビタミンB6はつわりを緩和するために点滴などに含まれており、つわりを軽減する効果が認められています

ビタミンB6の豊富な食べ物はこちら

●専用の指圧リストバンドを使用する。アメリカではいくつかの研究で効果が)実証されています(http://ameblo.jp/no-tsuwari/entry-11502606470.html

《つわりに関する疑問》

Q: つわりで吐いてばかりで全然食べれませんが、大丈夫ですか?

A:つわりの起こりやすい時期(妊娠4週目から11週目)の赤ちゃんはまだ2cm~8cmの大きさしかなく、ママの体に蓄えられている栄養で十分に成長できるそうです

Q:つわりがまったくない/ほとんどないのですが、大丈夫ですか?

A:2割~5割の妊婦さんがつわりが全くない、もしくはごく軽い症状しか経験しないそうですが、心配する必要はないそうです

《注意すべき症状》

つわりの症状が重症化した状態を「妊娠悪阻」と言います。つわりと妊娠悪阻の明確な分類はないそうですが、「持続する悪心・嘔吐の繰り返しにより,食事摂取が困難となり,栄養・代謝障害を来し,体重減少のほか,種々の症状を呈し,治療を必要とする状態になった場合を妊娠悪阻という」そうです。主な病態は脱水症状と飢餓状態になります。妊娠悪阻は妊婦さんの約0.1%の方が経験し、つわりが初産婦さんに多いのに対し、妊娠悪阻は経産婦さんに多いそうです。食べ物を一切受け付けられない、水分さえも嘔吐してしまう、1週間に2キロ以上体重が減った等の症状の方は、「妊娠悪阻」の可能性が高いです。必ずお医者さんに見てもらうようにしましょう

(*以下内容準備中)

《つわりに関するアンケート結果》

《Edgy Mamaのオススメ対処アイテム》

《参考サイト/文献》

http://www.pixy.cx/~kamosika/ziki.htm

http://www.jsog.or.jp/PDF/50/5006-143.pdf

http://www.webmd.com/baby/guide/managing-morning-sickness

http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/morning-sickness/basics/lifestyle-home-remedies/con-20033445

Morning Sickness Control in Early Pregnancy by Neiguan Point Acupressure D. De Aloysio, MD, and P. Penacchioni, MD Obstetrics & Gynecology 1992