子供が出来たら旅行をはじめとするする様々なレジャーは今までのようにはいきません。 また、お子さんが大きくなるまで一緒に楽しむのが難しいレジャー活動もあります。だったらお子さんが産まれてくる前に出来ることは楽しみたい!!
でも、お腹の中にいる赤ちゃんのため、妊娠中は控えておくべきレジャー活動もあります。
以下にそれぞれ調べたレジャー活動の安全か非かを掲載しますので、ご参考にして下さい。*(ただし、妊婦さんによって状況も異なるため、実際に行動する前にお医者さんに確認をして下さい。)
●妊娠中の旅行
健康な妊婦さんで、行く場所を選べば一切問題はありません。飛行機に乗ることも基本的に問題ありませんが、出産の1か月前までにしましょう(航空会社も妊娠直前の搭乗に規制をかけています。 各航空会社によって予定日の何日前まで搭乗できるか異なるので、必ず調べてから予約して下さい)。
旅行の一番適した時期はつわりが治まり安定期に入ってから7か月くらいまでです。8か月ごろからはお腹がだいぶ前に出てくるだけでなく、お腹の張りの頻度が増え、またおトイレがさらにに近くなってくるので旅行はおススメできません。
旅行先に関しては、体に負担がかかるような遠隔地は避け(この時期にペルーのナスカの地上絵とかは辞めておきましょう)、また衛生状況に問題がなく(アフリカのサファリツアーはおススメしません)、医療環境が近くにあるところにしましょう(念のため、滞在するホテルの近くの病院を調べておいて下さい)。またすでにトイレが異常に近い方は、できればトイレ環境が整った場所へ行かれることをおススメします(日本国内であればあまり問題はありませんが、海外ではトイレなかなかないところも多いです!)。 国内にしろ海外にしろ、便利で環境が整った場所が何かと都合がいいので、出来るだけメジャーな旅行先にしましょう(例えば海外であればハワイ、バリ、プーケットなどの開発されたリゾートやパリ、ロンドン等の大きな都市)。
●妊娠中の温泉
全く問題ないそうです。 「妊娠中に温泉に入っても大丈夫か?」という問いには「妊婦さんに害を与える泉質がある」だとか「感染症のリスクがある」等の噂がありますが、どれも根拠に乏しいそうです。 「熱いお湯で赤ちゃんが茹ったりしないか」心配される方もいらっしゃいますが、ちゃんと羊水で守られているのでご安心を。平成22年に「医療対策委員会委員・日本温泉気候物理医学会認定温泉療法医」の岩永 成晃先生が「温泉は妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても素晴らしい自然の恵みです。」と結論づけています。ただし、温泉に長く浸かってのぼせないようにするのと、温泉でバランスを崩して転倒することがないよう注意して下さい。
赤ちゃんが産まれると、温泉旅行なんてなかなか(下手したら数年間は)行けません。 今のうちに思う存分楽しんで下さい!
●妊娠中のプール。海水浴
基本的に問題ないそうです。 旅行を計画されている人など多くの人が疑問に思っていそうなこの質問ですが、実はなかなか情報が得られなかったため、アメリカの医療機関等に医療情報を提供している「March of Dimes」という非営利機関に直接問い合わせをしたところ、基本的に問題ないとのことでした。 ただし、周りに誰も泳いでいないような僻地での水泳や、公害の影響を受けていそうな海、もしくは衛生上問題のありそうな海では泳がないよう注意して欲しいそうです。(これは妊娠していようがしていまいが関係なく問題だと思いますが。。。) あくまでも、みんなが安全に泳いでいるメジャーである程度綺麗な海にして下さい。また、妊娠中は動きも鈍くなりますので、波の引きが強い海は避けましょう。
あとプールや海水浴はもう一つ注意。それは日焼けです。
Edgy mamaは妊娠後期のほぼ毎日海に行っておよいでいたのですが、ある日友人の子供をビーチの上で1時間保育するため炎天下の中ビーチに居ると、なんとお腹がまっかっかになってしまいました。笑 妊婦さんは通常の人に比べて非常に日焼けがしやすいのです!なので気をつけてください。日焼け対策と日除け対策は万全に。
●妊娠中のジェットコースター
辞めておきましょう。ジェットコースターやゴーカートのように、急に動いたり、止まったり、曲がったりといった急激な動きにより、お腹のなかの胎盤までも強力な勢いで揺さぶられるため、胎盤早期剥離等の問題が起こる可能性があるそうです。 絶対にやめておきましょう。
といいつつ、Edgy mamaは自分が妊娠中であることをすっかり忘れて乗っちゃいました。ビックサンダーマウンテン。笑 そしてその後へんな腹痛が起きたので、やっぱり絶対やめておいたほうがいいです。笑
●妊娠中のコンサート
音がうるさく激しいロックコンサート等でも、短い時間であれば大丈夫だそうでうす。 赤ちゃんは基本的に羊水に包まれているため( 私たちがプールで泳いでいる時に外の音がほとんど聞こえないのと同じように)、外からの音は鈍って聞こえずらくなっています。なので、大人が感じるほどの音を赤ちゃんが同じ様に感じることはありません。 しかし、注意する必要があるのは、長時間、もしくは継続的な(例えば一定時間毎日)大音量です。1997年に発表されたアメリカのCommittee On Envirmental Healthの研究によると、一日8時間以上大きな音に接していたお母さんは(仕事の理由により)、難聴の子供を出産するリスクが高かったそうです。仕事上大きな音に接する機会が多い方、また家の中で大音響でテレビを見たり音楽を聴くのが好きな方は、赤ちゃんの耳を守るため、生活を切り替えるようにして下さい。
●妊娠中のカラオケ
注意する点はコンサートと一緒になりますので、基本的には問題ありませんが、頻繁に通うのはやめましょう。もしどうしても歌の練習をしたい等で頻繁に通いたいのであれば、カラオケのボリュームを小さくして謙虚に練習しましょう。
●妊娠中のダンス
ダンスと一言にいってもバレエからヒップホップやサルサまでいろいろとありますが、基本は続けても大丈夫だそうでうす。
ただし、ダンスを含む妊娠中の運動には鉄則があります:
①妊婦さんがいたって健康であること(例えばお医者さんんから切迫早産等の指摘を受けた方はやめておきましょう)
②妊娠前から定期的に行っていた活動であること(バレエであろうがヒップホップであろうが妊娠してから初めてチャレンジしないで下さい)
③妊娠前よりはペースやスピードを落として下さい。 無理は絶対にだめです。
以上を踏まえた上で、バランスを崩して転倒しないように注意し、また水分補給を小まめに行って、負担ない程度に楽しんで下さい。
●妊娠中の映画
ここで気になるリスクは基本的にコンサートと一緒で大きな音です。 ただそれも一本を映画を見るだけであれば一時的なものなので全く問題ありません。 ただし、おトイレが近い妊婦さんは、そこを考慮して行ってください。因みに子供ができると本当に映画館に行ける機会が減ります。私は我が子が幼稚園に入るまでいけませんでした。また、子供が怖がって殆どの映画を家でも見たがらないため、家でのビデオ鑑賞ですら難しくなります。今のうちみたいビデオを見まくっておくことをおすすめします!
《参考》
http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/TAISAKU/kaihou/H22/H22-02.htm
http://americanpregnancy.org/pregnancyhealth/rollercoasters.html
http://pediatrics.aappublications.org/content/100/4/724.full
http://www.babycenter.com/404_is-it-safe-to-participate-in-a-strenuous-dance-class-during_2234.bc
http://www.babymed.com/sports-and-leisure/loud-music-and-rock-concert-pregnancy
http://www.babycenter.com/303_travel_3657282.bc