《状態》

おっぱいが出過ぎる

《原因》

-最初の数ヶ月は母乳生産量が安定しないためです:

授乳を始めてすぐは、母乳生産量が安定しないためにたくさん作られ過ぎることもあり、うつ乳(母乳が貯蓄されているのに入管がちゃんと開いておらず詰まった状態)、また乳腺炎(乳腺が炎症を起こし腫れや発熱を伴う)を経験する方も多いです。ただ通常3、4ヶ月も経てば母乳生産量が安定し、おっぱいが腫れることや母乳がたまっている感覚も少なくなってきます。それでもちゃんと母乳は作られていますので安心して下さい。

-もともとの体質:

中には半年以上経っても常におっぱいが腫れている、授乳していない時でも母乳パットが常にパンパンになる、という方もいらっしゃいます。そういう方は個人差の問題で、母乳が作られる袋、つまり「腺房」が他の人より多いそうです。ただ、おっぱいがたくさん出ることは幸運だと思ってください。おっぱいが思うように出ないために深刻に悩んでいる方はたくさんいます。

-「搾乳」のし過ぎ:

体質による理由以外に考えられるのが、「搾乳」のし過ぎです。母乳はおっぱいを吸う刺激に応じて生産されます。授乳をするのと同じタイミングで一定量搾乳している分には問題は生じ難いですが、まとめて搾乳して冷凍保存したい等の理由でむやみに搾乳すると、ママのおっぱいはそれだけ母乳が必要だと判断し、実際に赤ちゃんが必要としている以上の母乳を生産してしまいます。 搾乳はご自分がおっぱいをあげられない時にも母乳育児ができるため大変便利ですが、むやみやたらにしょっちゅう搾乳していると、母乳生産のサイクルを崩してしまうので、気をつけて下さい。

《対策》

おっぱいが出過ぎるのは、おっぱいが足りないよりは良い事なので、母乳を減らすというよりは、以下の対処法で応急処置して下さい

―必ず母乳パッドをつけて過ごす。使い捨てのものがおススメです。衛生上、2~3時間に1回は替えましょう

-母乳が作られ過ぎて常に張ってしまう人は母乳マッサージをしましょう。 おっぱいの張解消にはぜひ「桶谷式母乳マッサージ」を受けられる相談室に行かれることををおススメしますが(http://www.oketani-kensankai.jp/index.html)、もしお近くにない場合は、自分でできるマッサージが掲載されているこのサイトを参考にしてみて下さい。

http://www.mamanomilk.com/massage.html

―おっぱいが出過ぎて、うつ乳乳腺炎にかかってしまった方はこちらを参考にして下さい。

―むやみに搾乳しない。できるだけ一定の量を、普段授乳してる時間に搾乳して下さい

《Edgy Mama オススメの対処アイテム》

 

《参考/Reference》

https://www.breastfeeding.asn.au/bf-info/common-concerns%E2%80%93mum/supply

http://www.childrenshealthnetwork.org/CRS/CRS/pa_bfmassag_pep.htm